今回は、流行りを追う危険性についてお話しています。数年前のオンラインサロンの流行をはじめ、「今はあれがいいらしい!」と何も考えずにサブスクリプションを展開しようとして、撤退したビジネスの多さを考えれば明白ですが、ビジネスモデル先行で考えると、たいていうまく行きません。
今どき、こういう商品を作ったからどうにかして売りましょうという発想(プロダクトイン)ではなく、お客様のこと考えないとそもそも売れませんよ(マーケットイン)という考え方は、すでに一般的になったのではないかと思うのですが、なぜか「こういうビジネスモデルでやりたい」という発想で時代に逆行したプロダクトアウト型の作り方をした結果、お客様が置き去りになっているケースは多々。
やれLINEだ、音声ビジネスだ、と流行を追ったり、「楽天では1000円ポッキリを作らないと戦えない」と言われて、何も考えずにとりあえず作ってみたりといった話も、同じことです。
「一箇所だけ最適化したら全体の売上が上がるのではないか」というのは幻想にすぎません。まずはビジネス全体像を描いて、これはどこの流れにはまるから効果が見込めるのか、また、自分のところのお客様に求められているのかをしっかり考え、本当に時間やお金を投資するに相応しい話なのかを見極めることが必須です。
わからないままやっているから、いつまでも博打や宝くじみたいに、当たるも当たらないも時の運次第。積み重なっていくものがなにもなく、ずっと自転車操業になってしまうのです。
ちゃんとビジネスの土台ができあがっている人は、今までの流れに新しい人を追加するために、どんどん新しいものを取り入れることで拡大可能ですが、多くの人は、そのステージにありません。また、本当のところ、そんなに最先端のことをしなくても、ちゃんと利益が残る、持続可能なビジネスは作ることができます。
流行っているものに飛びつくと逆効果な場合も多いので、ぜひ気をつけてくださいね。
P.S.
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