実は、コピーライティングやマーケティングの考え方は、どんな仕事にも役に立つ可能性があります。というのも、もともと人間は、どうすれば行動したくなるのかを追求している技術なので、誰かに何かをしてもらいたいときに応用していただくことができるからです。
つまり、「人間は誰でも、こう言われたら、こう人は思う」という人間の普遍の真理のようなものがあり、人の心を動かす技術だからこそ、知っているだけで、特にビジネス上のコミュニケーションを円滑にすることができます。
そこで、今回は、セールスコピーライティングの中でも、普段の仕事に使いやすいだろう5つの考え方について、お伝えしましょう。
1:注目を引く
何かを伝えようと思ったら、とりあえず相手に話を聞いてもらう必要がありますよね。そのときに重要なのが、まず、注目を引かないと、耳を傾けてもらえない、読んでもらえないということです。
セールスコピーライティングと言われている「売れる文章」では「アテンション」と言われていますが、思わず「この先を読みたい」と思わせるような注目を集めなくては、そのままスルーされてしまいます。
「これ見なきゃ」と思わせるには、「私に関係ある」と思える要素(自分ごと)と、これまでと違って「新しい」と思える要素の2点が含まれていることが重要です。
2:ベネフィットを語る
自分勝手に伝えても、聞いてもらえませんから、相手が受け取りやすいボールを投げるのは必須。つまり、読者やお客様の立場から見たメリットを語る必要があります。
こういう伝え方をすると、どういう気持ちになるだろうを想定して、どういうふうに伝えると気持ち良いかを考えるのはもちろん、その人の目線で見て、疑問や不安がないように注意を払い、相手にとって意味のある伝え方ができれば、まったく違った反応を得られるはずです。
3:オファーする
結局、何がいいたいのかよくわからなければ、欲しいリアクションがもらえませんから、具体的な提案が必要です。
うっかり忘れがちなのですが、あなたの話を聞いたあとに、その人に、どういう行動をとってほしいのかを明確にわかりやすく伝えておかなくては、何も起こりません。必ず何すれば良いのかがハッキリわかる具体的な提案をしましょう。
4:行動を促す
提案(オファー)を用意するだけでなく、「今すぐこういう行動を取ってください」と行動を促す一言があるかどうかで、結果は大きく変わってきます。「今すぐこちらにお電話を」というだけでなく、期日や特典があるなら、ハッキリ伝えることが大切です。伝えなければ、わかりようがありません。
5:ゴール側から逆算する
できるだけ端的に短く伝えたいと思ったら、何の目的のためにその文章を書いているのかを明確に意識することが大切です。
たとえば、信頼して欲しい、登録して欲しい、買って欲しいといったゴールをしっかりわかった上で、そのゴールから逆算して、目的達成のために必要なものだけを文章にします。
たとえば、この文章が必要か必要でないか、このイラストが必要かどうか、このレイアウトでいいのかどうかは、目的が達成されるかどうかで判断することができますし、目的達成に必要な要素なのに抜けているなら、確実に入れておかなくてはいけません。
特に重要なのは、目的のためには、あってもなくても一緒であれば省くことができるという点です。多くの場合、他の目的なら必要でも、この目的のためには不要だという無駄が多く入っているものですから、目的への貢献という視点で、推敲してみることをおすすめします。
P.S.
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