女性客をファンにする!『プリンセス・マーケティング』の谷本 理恵子です。
このところ、なぜか体を動かす系の活動時間が多くなっていて、特に、最近はじめたマシンピラティスとアルゼンチンタンゴは、気づきがたくさん。
というのも、私は、子供の頃から運動が苦手だったんですが、苦手な理由が「体育教師の説明が雑すぎて、何をさせたいのか理解できないから」だったんですよね。
一般的には、どこか体の一部を動かすと、別の部分が連動して動いたりするのが自然だと思われるでしょうが、残念ながら、私には、その「自然な」感覚がありません。つまり、「片足を前に出したら、自然と体はひねるよねとか、手が前に出るよね」みたいなことは、まったくない。「飛び越えるときは、自然とこの筋肉を使うよね」みたいなことも、ないんです。
「歩いたり立ったりできるんだし、そんなことないはずだ」という方もいらっしゃいますが、ずっとそこに違和感をかかえて、なんか変だなと不自然に動いている自覚がありつつも、それでも、どうすればいいのかわからない人って、いるんですよ。
実際、私は昔、体育の授業で「ただ走れ」とか「跳べ」とか「投げろ」とだけ言われるような単純なものほど、めちゃくちゃ苦手でした。50メートル走なんて最高でも9秒台後半だったと思うし、跳び箱はどこをどう使えば体が持ち上がるのか真剣にわからず立ち尽くしたりしてたし、ソフトボールを投げるのも、本気でどうすればいいのかわからなかった。
けれど、当時でも、ちゃんとフォームの説明をしないと危険な砲丸投げとか、割ときちんと説明があるハードルとかバスケとかは、普通にはできたわけなので、「あぁ、体育の先生って、職務怠慢だよなぁ。どう体を使えばいいのか、ちゃんと説明されれば、私もできるはずなのに」などと薄々思っていました。
なにしろ、他のジャンルならまだしも、体の動きに関しては「見てわかれ」というのができない。どこにどう着目していいのかもよくわからないし、骨の位置も瞬時に変わっていくし、筋肉が複雑に連動しているので、私にとっては情報量が多すぎて、何が起こっているのかさっぱりわからない、という状況だったわけです。
その点、起業したおかげで「家でパソコン相手に仕事しているだけだと、脚が退化して歩けなくなるんじゃないか」という切実な危機感を感じてパーソナルトレーニングに通い始め、結果「どういう目的でどこの筋肉を狙う動きなのか」とか「フォームをちょっと修正するだけでどこがどう動くようになるのか」とかが、だんだんわかってくるようになってきて、「なんだ、やっぱ説明できるんじゃん…もはや球技とか創作ダンスとか以前に、こういうのを体育で教えた方が人生の役に立つのでは」と思ったりもするようになり…
なるほど、これは先生次第だなと。
私がかなり理屈っぽい方だというのはご存知の方が多いのではないかと思いますし、言ってみれば、事象を言語化してわかりやすく説明するのが仕事でもあるのですが、それと同じで、私の場合は、言葉で説明できる人に聞かないと、永遠にわからない、ということがわかってきました。
そう思い始めると、ちゃんと出会いはあるもので、「自然に動く」という説明ではなく、動きを分解して「その瞬間の骨位置」とか「どの筋肉を使うのか」とか「どういう目的でそう動くのか」とかをわかりやすく言葉で説明してくださるヨガの先生が偶然見つかり、ようやく「体って連動させて動かすものなんだ」という、他の人達が自然と体得していたことに気づけるようになったんですよね。
さらに、これまたひょんなきっかけからマシンピラティスをはじめたことで「え、こんなとこに筋肉あったんだ」とか「この動きは、これまでの人生でやったことがありません」的なものが大量に出てきて、超絶苦手意識をもっていた「普通に立つ」とか「普通に歩く」とかの仕組みがわかるようになってきました。
私の場合は、どういう仕組みで動いているのかがわかれば、するっとできるようになるので、「あぁ、こういうの子供の頃に知っていたら、私、体育の授業をもっと楽しめたはずなのに、めちゃくちゃ残念だな」と思いつつも、ようやく積年の謎が解明されつつある今日このごろなんです。
で、そういう自分の心の動きなどを分析していて、ふと思ったのは、これ、どんなジャンルでも同じだなと。
私の場合は、たまたま運動に関わる部分が極端に苦手だったわけですが、同じことは、セールスコピーライティングでも起こっているんですよね。
昔「息をするように、自然に書く」と言っていただいたことがありますが、まぁ、私にとっては、さらっと書けるのが普通で、他のプロのライターたちも「散歩していたら、アイデアが降ってくる」とか「シャワーを浴びていたらコンセプトを思いつく」などと言っていますが…
じゃあ、降ってこなかったら、思いつかなかったら、どうするんだよ、と思われるのではないかと。
実際、調子が悪いと降ってこないこともあって、納期を抱えてライティングする身としては、経験と勘にだけに頼って、万が一間に合わなかったらどうしようというのも、当時すごいストレスで怖かったですし、私にとっての運動と同じように、その部分の感覚がないとか苦手な人は、当然いるはずですよね。
だからこそ、長年ライティングをお伝えする講座をさせていただく中で、自分が無意識的に、自然にやってしまっていることをどうにか言語化して、誰でもできるようにして伝えようとしてきたし、どうしてもそこにこだわりたいんだよな、と思うわけです。
だって、どんなジャンルであっても、できる人たちが「当たり前」だと思っているところは、ちゃんと分解して、手順化できさえすれば、誰でも、どうすればいいのかわかるようになるはずです。
しかも、頭で理解できたからって、いきなり上手くできるわけではないので、ちゃんと正しくできているのかフォームを見て、変な癖をつけたまま暴走して怪我をしないように、都度都度、軌道修正をかけていけば、最短距離で習得できるのは、セールスコピーライティングでも同じなんです。
昨日、うちの講座の卒業生さんにインタビューをさせていただき「うゎぁ、本当にこんなに変わったんだぁ」と泣いちゃいそうになるくらいに感動しましたが(最近、やたら涙もろい…)
うちの「売れる女性マーケティング実務講座」で、私があれほど細かくお一人おひとりにフィードバックを返している理由は(毎週やってるので、正直めちゃくちゃ大変ではあるのですが)、やったらやっただけのことはあるって、私が思っているからなんだなぁと。
そもそも、うちの講座では、最終的には、LPとかステップメールとかチラシとかSNS投稿とか、とにかくご自身が作りたい販促物を作っていただく過程をサポートしているのですが、それ以前の手順が、かなり細かく決まっています。
ちょっと面倒ではあると思うのですが、私自身がプロのセールスコピーライターをやっていたときの順番そのまま、早7年以上の指導経験上も、これなら再現性があるという順に並べていていて、もし将来的にパパッと意識せずできるとしても、単にこれを高速にやっているだけなので、とりあえず、この手順を理解していただければ、誰でも狙って当てる文章を書けるようになる、という流れを講座期間中に何度か回していただいているんですよね。
「誰でも」なんて言うと、胡散臭いと思われるでしょうが、他ではやってない分解の仕方と伝え方をしていますので、その点については自信がありますし、「売れる女性マーケティング実務講座」という名前になってからでも10期続いているという事実からも、少人数講座なのに大絶賛のお客様の声を大量にいただいていることからも、効果のほどは実証済みだと思っています。
もし、一般的な「お客様の声を聞いてきて、ストーリーボードを作りましょう」という雑で飛躍のある説明を聞いただけでは「え、お客様の声から、どうすればコンセプトがでるの?何通りも書き方あるように思えるけど、どれを選べばいいの?」と立ち尽くしてしまった経験があるなら、ちゃんと分解して伝えられていないから、困ってしまっただけなんです。それに、毎週のようにフィードバックを受けながら進めていけば、頭でわかっただけで、結局できないという状況にはなりえません。
めちゃくちゃ手をかけているため超少人数でしかできませんから、普段はあまり告知しないようにしているのですが…
ちょうど今、その「売れる女性マーケティング実務講座」の10期が、もうすぐはじまるタイミングです(9月1日スタート)。
まだ若干名なら受け付けられますので、もしご興味がある方がいらっしゃいましたら、ぜひ。
ちなみに、「今度こそ、ステージアップしたい」というタイミングの方に最適の内容で、めちゃくちゃご好評をいただいてはいるのですが、もしかすると今回と次回くらいで、終わりにするかもしれません(講座再編成を計画中)。
気になる方は、無料個別相談会もやってますので、お早めにどうぞ。