今回は、女性に売れる文章の書き方をランディングページに当てはめた場合に「今、流通している型・テンプレートって、いったい何なの?」「当たり前と思われているものって、本当にホント?」といった観点から、ランディングページの常識と言われているものを少々疑っていただく内容です。
というのも、最近ものすごく増えているのが「競合がこんなのを使っているから、うちもこんな感じで作ろう」と安易に真似をするだけで、何も考えていない例。
「なんとなく形だけ真似ること」に一生懸命で、肝心の「中身」や何のために作っているのかという「目的」がすっぽり抜け落ちていては、売れるものも売れません。
もちろん、ランディングページの体裁にするために、決まりきった流れは、ある程度はあります。けれど、それぞれ商品やサービスの特性も違えば、客層も微妙に異なり、そこにたどり着くまでの流れの作り方も違っているのですから、そのページにたどり着いた瞬間に、お客様たち期待している内容は全く違っており、結果、書き方も異なるのが当然です。
それにもかかわらず、単に切り貼りするだけで何も考えていないようでは、ただ長いだけで一貫性がないモンスターのようなページができるだけ。
「このパーツは、なぜ入れているのかですか?」「なぜこの順番なんですか?」と聞いても、誰も答えられないという惨事が、実際に頻発しています。
そもそも、スワイプファイルやテンプレートを売りたいだけの人たちが、それさえあれば誰でも簡単に売れると言い広めてしまったがために、「真似をすれば売れるんだ」という謎の幻想を引き起こしたのではないかと思いますが、実際には、単語を入れ替えただけで売れるようなものではなく、もともと「うちのこの商品は、こういう筋にのせたら売れるよね」とわかっている状態で、パーツとして参考にするのでなければ、実際には、まったく使えません。
例えて言うなら、マンションのスケルトンリフォームみたいなものです。みなさんがイメージしているのは、トイレを1つだけ交換しましょうといったごく一部分のリフォームですが、別の人に提案する以上、最適な住まいは違ってきますよね。だからこそ、部屋の区切りもすべて取っ払って、イチから作り変えることで、構造はいっしょでも、出来上がってみたらまったく違うように見えるのが、本来。つまり、このパーツはどういう目的で、何の仕事をしているのかを見極めないと、うまくいきません。
前置きがすっかり長くなってしまいましたが、今回は、そんな中でランディングページを作るとしたら、まず気をつけていただきたいポイントを、3つお伝えします。
1つ目、どの順番がベストなのかを真剣に考える
ぼんやり見ているだけだと無限の組み合わせがありそうに思えるランディングページの構成ですが、実は、各ブロックを塊で見て、うちのお客様が見たい順で並べようとすると、これがベストという順番は、それほど多くありません。
大前提として、お客様のことが手に取るようにわかっていないと、何が最適なのかわかりようがありませんが、競合とは強みが違っている以上、同じ順になることがほとんどないはずです。
2つ目、そのパーツは何のために必要なのかを考える
そもそも、そのパーツは本当に要るのか、なぜこの場所に入っているのかを考えないまま、単に「みんなそうしているから」という理由で入れるなら、危険なサインです。
また、「本当に、今それを言わないと売れないのか、購入した後からでも良いのではなか」といった観点から見るのもオススメです。
いずれにせよ、今すぐの購買につながるなら残し、あってもなくても変わらないものは、消してしまう方が、よりコンパクトでわかりやすいランディングページになるはずです。
3つ目、どういう気持ちにもっていくのかを考える
ランディングページのゴールが、何らかの行動をしていただくところにあるのなら、最後にその行動をするためには、いったいどういう気持ちになっていなければいけないかを、逆算して考えていくことが大切になります。
たとえば、ごく安いサンプルなら「とりあえず、試しておくか」にもっていけばいいかもしれませんが、高額なものなら、ある程度の決意が必要ですから、説得の度合いが変わってきます。
また、その気持ちで買ったお客様が、本当に長期継続してくれる人たちなのかも、合わせて考える必要があります。
セールスコピーライティングは、お客様の気持ちを先回りして、代弁していくことが大切です。どうすれば、うちのお客様がすいすいと快適に読み進めて、最後に適切な行動を取ることができるページになるのか、安易に真似するのではなく、まずはあなた自身が考え、試行錯誤していただければと思っています。
P.S.
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