本の要約サイトフライヤさん2019年8月の「今月の編集部イチオシ」の1つに、弊社代表の3冊目の本『プリンセス・マーケティング』の要約を選んでいただきました。
嬉しいコメント、ありがとうございます!
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プリンセス? なんのこと? と思う方もいらっしゃるかもしれません。こちらは、女性ならではの購買心理・行動の傾向を、あえて型にはめて解き明かそうとする一冊です。
読んでなるほど、ひとりの女性の消費者としては「そうそう! そうなんですよ!!」と納得するところが多々ありました。
表題の言葉は、女性が主人公となるストーリーの典型である「プリンセス・ストーリー」に由来しています。シンデレラが、自分は本来お城にいるべきなのにと嘆いているように、女性はつねに「今の自分は、仮の姿だ」と感じているというのです。そしていつでも、無意識的に「本来の自分に戻る」ことができる「魔法」を探している状態だといいます。
そのため、お店をぶらぶらしながら、今の生活や自分を一瞬で変えてくれそうな「魔法」のような商品に出会うと、女性は買わざるをえないのです。このような「衝動買い」は女性特有の買い物の仕方なのだと著者は解説します。
男性の場合、買い物はこのようには進みません。「ヒーロー・ストーリー」に共感する男性にとって買い物とは、「戦いに役立つ武器」を「仕入れる」感覚に近いので、事前に商品を比較検討して、最高のものを選んだ上でお店に行きます。そのため、女性の衝動買いは男性にとって不可解なのだそうです。
書き進めるうちに、なにやら衝動買いの言い訳のような文章になってしまいましたが、つまり著者のプリンセス・マーケティング論は、じつに「うまく説明してくれている」のです。
女性向けビジネスに携わる方に役立つ内容であるのはもちろんのこと、女性が自分の感覚を言葉にしてビジネスに活かすときにも、たくさんのヒントをくれる本だと思います。
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