今回は、起業当初にどちらかというと女性の方が陥りやすい傾向について、3つの観点から、ちょっぴり辛口で、お伝えしています。
1つ目は、ビジネスと趣味の間が曖昧で、ボランティアとの区別がついていない場合が多いこと。
多くの方は、趣味が高じて仕事にしたいと思い始めるのですが、実は、今、生き残っている起業家の多くは、どうしてもビジネスをしなきゃいけない事情、たとえば、今やっている仕事に未来がないから、どうにか自分で稼がなきゃ露頭に迷う、家族を食べさせなきゃいけない、といった崖っぷちな状況にあったからこそ、どうにか軌道にのせることができた方が多いのです。
仕事として稼いでいきたいなら、当然、自分のスキルをできるだけ高く買っていただけるところに行く必要がありますが、たとえば、誰か特定の人を助けたい、特に、お金を持っていない人を助けたいとなると、それが不可能になります。
けれど、何も「好きなことで稼ぐ」必要はないのです。別の仕事でしっかり稼いで、ボランティアとしてやっていく方法もあるのですから、うっかり混ぜて考えないことが大切です。
2つ目は、「みんながやってるから」という同調圧力に負けがちな人が多いということ。
ビジネスのやり方は人それぞれ。大多数の人と同じことをやっていないからこそ、うまく行く部分もあります。柄にもないことを無理してやるのではなく、独立してやっていくなら、すべて自分で責任を取るという気概が必要です。
3つ目は、気分次第で「やりたいこと」がしょっちゅうブレて、いつまでも立ち上がらない場合があること。
「起業したい」ということだけが決まっていて、無理にひねり出したり、たまたま思いついちゃっただけで、本当にやりたいことじゃないことをはじめては、コロコロ変えることになる場合も、よく見受けられます。
コアはぶらさずに、お客様に対する見せ方をピボットターンさせていくなら、いくら変えても大丈夫ですが、「なんとなくこれじゃない気がする」と気持ちで派手に違うことをはじめてしまうと、いつまでたっても積み上がっていきませんから、要注意です。
つまるところ、女性が起業して生き残っていくには、「仕事ですから!」という当たり前の視点を忘れない、というのが最大のポイントなのかもしれません。
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